今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33
早期診断
10.体癌の細胞診
和田 順子
1
Yoriko Wada
1
1東京都立豊島病院産婦人科
pp.282-283
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904903
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本邦の子宮体癌(以下体癌)患者は子宮癌の10〜151),18%2)に増加している。しかも治癒可能として扱われる子宮頸癌(以下頸癌)のCIS,Ia期を除いた比較においては,37%2)にも達する。これは集団検診の普及による早期頸癌の発見例の増加,治療法や管理の進歩,改善により患者が良好にコントロールされるためであろう。従来の子宮癌検診は,その内容から頸癌検診であった。
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