今月の臨床 Preterm PROM—34週までの問題点
PROMの診断
10.感染と胎盤病理
中山 雅弘
1
,
今井 史郎
2
Masahiro Nakayama
1
,
Shiro Imai
2
1大阪府立母子保健総合医療センター病理
2大阪府立母子保健総合医療センター産科
pp.158-160
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900299
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胎内感染の経路として,母体に感染症があり,それが胎盤を通して血行性にくるタイプと母体の腟より上行性にくるタイプ(羊膜炎)があるが,今回のテーマが34週未満の前期破水であるので,羊膜炎についてまとめる。
最初は34週未満の胎盤に見られる一般的な異常所見を述べ,次いで前期破水の有無および破水後の時間の経過と羊膜炎の頻度などを述べ,最後に感染症の胎盤を観察する時の注意事項を述べる。
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