特集 最新治療薬ガイド1990
Ⅳ.周産期用薬剤
3.子宮筋収縮緩和剤
本郷 基弘
1
1岡山赤十字病院産婦人科
pp.1092-1094
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900218
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
□イソクスプリン
1.対象と処方例
交感神経受容体刺激剤に子宮収縮抑制作用が見出され,α作用を除いて臨床応用可能な薬剤として最初に開発されたβ受容体刺激剤である。しかし,β2作用のみならず,β1作用も不快な副作用として出現することが多いので,β1作用が少なくβ2作用が選択的に強い誘導体へと引き継がれて行っている。対象は切迫流早産患者全般である。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.