臨床研修セミナー 外来診療指針
III.癌検診外来
コルポスコピーを軸とする子宮頸癌検診—特に存在診断と総合的性状診断について
岸 恭也
1
Yasuya Kishi
1
1徳島逓信病院
pp.1011-1015
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900191
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子宮頸癌の確定診断は組織診断であるのは言うまでもないが,病理医が責任をもってくれるのは生検の小さい地点のみであり,それ以外の全領域については婦人科医が診断の責任を持たなければならない。最近は集団あるいは個別の検診が普及し,初期癌および異形成の症例が多く発見されるようになったので,スクリーニングに続く頸癌検診は婦人科医によるコルポスコピーが軸となって,詳細かつ系統的に進められなければならない。
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