今月の臨床 婦人科がんの予防戦略と早期診断
子宮体がん
3.子宮体がん検診の意義
吉田 祐司
1
,
新倉 仁
2
,
八重樫 伸生
2
1石巻赤十字病院産婦人科
2東北大学産婦人科
pp.813-817
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103461
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●子宮体がんは臨床病理学的にエストロゲン依存性のタイプ1とエストロゲン非依存性のタイプ2に分けられる.
●いわゆる早期発見を目的とする子宮体がん検診で現在有効と考えられているのはエストロゲン依存性のタイプ1についてである.
●現在,子宮体がん検診の対象は主に不正性器出血を訴える受検者であるが,より効率的な対象の絞り込みやタイプ2の早期診断に繋がるような検診方法の改善が望まれる.
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