特集 乳房
Topics
哺乳と母児相関—未熟児医療を通して
竹峰 久雄
1
Hisao Takemine
1
1兵庫県立こども病院新生児科
pp.551-554
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900122
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未熟児医療の進歩は超未熟児の生存率を飛躍的に高めた。在胎24週または出生体重で600gな越えればその生存率は50%を越える昨今である。このような時代に突入して以前にも増して母乳栄養の重要性が強調され,母乳分泌に向けいろいろな試みがなされている。
未熟児医療において母乳分泌確立のために種々努力したが,その体験を下図とし,医療関係者対母親,母親対子ども,母親対家族,といった視点から,母乳栄養に関してやや特異な事例も混え,報告する。
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