臨床研修セミナー 未熟児プライマリケア
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未熟児保育の原則と留意点
竹峰 久雄
1
Hisao Takemine
1
1兵庫県立こども病院新生児科
pp.864-870
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208069
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未熟児保育の主眼が極小未熟児や超未熟児に移った現在にあっても,従来から言われてきた未熟児保育の原則(呼吸の自律,保温,栄養,感染防止)は厳然として存在する。呼吸・循環管理といったintensive careが強調されるようになったが,これのみが未熟児保育ではない。一般的養護がさらに木目こまやかになり,これに立脚した特殊養護,intensive careが行われなければならない。また医療技術,看護技術の確立のみならず,これら技術が十分に発揮できるような病棟構造であり,医療機具が備わっていることも必要である。
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