今月の臨床 生殖医療の最新潮流とその一歩先
最新潮流 : 卵巣予備能から着床まで
【配偶子と授精・胚発育】
ノンメディカル卵子凍結
髙橋 俊文
1
1福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
キーワード:
ノンメディカル卵子凍結
,
計画的卵子凍結
,
医学的適応
,
妊孕性
Keyword:
ノンメディカル卵子凍結
,
計画的卵子凍結
,
医学的適応
,
妊孕性
pp.990-996
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211364
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●不妊治療を目的としない卵子凍結保存には,医学的適応によるものと医学的適応によらないノンメディカル卵子凍結保存とがある.
●ノンメディカル卵子凍結保存は,将来の卵巣機能低下に対する備えとして,自由意志で行われる卵子凍結をすべて含み,計画的卵子凍結保存とも呼ばれている.
●最新のメタ解析では,ノンメディカル卵子凍結保存の使用率は11%にとどまっているが,全体の生産率は28%であり,凍結時の年齢が35歳以下では52%,36〜39歳では34%,40歳以降は19%である.
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