今月の臨床 専攻医必携! 免疫チェックポイント阻害薬が変える子宮がん診療
子宮体がん編
分子標的薬レンバチニブとペムブロリズマブの併用療法の有害事象対策
西川 忠曉
1
1国立がん研究センター中央病院腫瘍内科
pp.917-923
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211060
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●子宮体がん(悪性上皮性腫瘍)を対象としたKEYNOTE-775/309試験で,マルチキナーゼ阻害薬であるレンバチニブと免疫チェックポイント阻害薬であるペムブロリズマブの併用療法の有効性が示された.
●マルチキナーゼ阻害薬であるレンバチニブの有害事象と免疫チェックポイント阻害薬であるペムブロリズマブの有害事象が混在する治療法であり,各有害事象を正確に理解することがポイントとなる.
●子宮体がんに対するプラチナ化学療法後に有効性を示した治療法であり,その有効性を最大限に得るためにも有害事象対策が重要である.
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