合併増大号 今月の臨床 最善で最新の産科麻酔診療をめざして
妊娠中期・末期の麻酔
妊娠中の腹腔鏡手術
紀之本 茜
1
1奈良県立医科大学麻酔科学教室
pp.25-29
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210854
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●妊娠中であっても母体に必要な手術は必要な時期に行うべきであり,適応があれば腹腔鏡手術も可能である.
●妊娠中の腹腔鏡手術では特に母体の血圧,PaO2,PaCO2(ETCO2),気腹圧の管理を適切に行う必要がある.
●術後鎮痛はNSAIDsを避け,区域麻酔やアセトアミノフェン,フェンタニルIV-PCAなどmultimodal analgesiaを考慮する.
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