合併増大号 今月の臨床 最善で最新の産科麻酔診療をめざして
妊娠中期・末期の麻酔
頸管縫縮術
杉田 道子
1
1熊本大学病院産科麻酔学寄附講座
pp.30-34
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210855
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●治療時期や頸管の状態により予防的頸管縫縮術,治療的頸管縫縮術,緊急頸管縫縮術に分類される.
●適切かつ十分な鎮痛を図り,低血圧やそれに伴う嘔気嘔吐による腹腔内圧・子宮内圧の上昇は絶対に避けなければならない.
●特に胎胞膨隆例では,産科医とのコミュニケーションが重要である.状況に応じて術中体位,麻酔薬,子宮弛緩薬を確認する.
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