増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界
男性不妊―治療
精索静脈瘤根治術の適応と有効性
辻村 晃
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科
pp.271-273
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210687
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▶造精機能障害は原因不明のものが多いが,原因が明確なもののなかでは精索静脈瘤が最多(36.6%)である.
▶精索静脈瘤を認めた男性のすべてが造精機能障害を呈するわけではなく,また治療したからといっても必ず精液所見が改善するわけでもないので,十分な説明が必要である.
▶近年,顕微鏡下低位結紮術が普及し,全国調査の結果では,約70%の患者で精液所見の改善が認められた.
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