Japanese
English
手術手技 外来小手術のコツ
精索静脈瘤の根治手術—内精静脈高位結紮術について
Radical Operation for Varicocele:High Ligation of Internal Spermatic Vein
丸田 浩
1
Hiroshi Maruta
1
1札幌医科大学泌尿器科学教室
1Department of Urology, Sapporo Medical College
pp.851-853
発行日 1979年9月20日
Published Date 1979/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202804
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
精索静脈瘤(varicocele)は,Internal spermaticveinの逆流防止機構が働かないために,静脈血がうつ滞し,plexus pampiniformisが異常拡張したものである(第1図)。Internal spermatic vein走行の解剖学的特徴から,97%は左側に認められている。
本症による自覚症状は,漠然とした不定の愁訴が多い。また患者が未婚者である場合,結婚を契機として,静脈瘤が消失することもあり,従来外科的な治療対象として,あまり考慮されていなかつた。
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.