増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界
男性不妊―治療
男性不妊症に用いられる薬物療法の種類と実施法
白石 晃司
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
pp.267-270
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210686
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▶低ゴナドトロピン性性腺機能低下症に対し,ゴナドトロピン療法により高率に射出精子の出現を認める.
▶非内分泌療法は造精機能障害に対し有効性を示すエビデンスは非常に弱いが,有効である症例は存在し,副作用も少ないことから広く処方されている.
▶クロミフェンやアロマターゼ阻害薬は適応を絞れば有効である可能性が高く,今後のエビデンスの蓄積が期待される.
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