Japanese
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手術手技 外来小手術のコツ
精索静脈瘤の根治手術
Varicocelectomy
村田 庄平
1
,
三品 輝男
2
Shouhei Murata
1
,
Teruo Mishina
2
1松下病院泌尿器科
2京都府立医科大学泌尿器科学教室
1Department of Urology, Matsushita Hospital
2Department of Urology, Kyoto Prefectural University of Medicine
pp.859-861
発行日 1979年9月20日
Published Date 1979/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202806
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はじめに
精索静脈瘤とは陰嚢内蔓状静脈叢の異常拡張と捻れたもので,特発性静脈瘤と症候性静脈瘤とに分けられる。特発性静脈瘤の多くは陰嚢部の静脈怒張のみを訴えるが,ときに局所の痛みを伴うこともあり,立位で増強する。本症は男子不妊の原因となることも知られており,妊孕力の低下した症例には,精索静脈瘤を有するものが多いとされている1)。
一方,症候性静脈瘤は腎細胞癌や後腹膜腫瘍などによる腎静脈や精巣静脈への腫瘍栓塞や圧迫によるもので,精索静脈瘤が急に生じた時や,特に右側に発生した場合,注意しなければならない2)。
ここでは特発性精索静脈瘤に対して,私達の行なつている手術術式と,精索静脈瘤について簡単に説明する。
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