合併増大号 今月の臨床 生殖医療の基礎知識アップデート―患者説明に役立つ最新エビデンス・最新データ
一般不妊治療
不妊症に対する一般的な検査・治療
卵巣予備能の検査
小林 未央
1
,
岩瀬 明
1
1群馬大学医学附属病院産婦人科
pp.32-36
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210221
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●卵巣予備能低下はdiminished ovarian reserve(DOR)と定義される.
●DORの指標として,FSHの上昇,AFCの低下,AMHの低下が挙げられるが,AMHは最も鋭敏な指標である.いずれの検査も主として卵の数を反映するものであり,卵の質に関しての評価を行うものではない.
●AMHは卵胞数を反映し,定量的に卵巣予備能を評価できる.生殖補助医療分野をはじめ,その臨床応用は多岐にわたる.
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