増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第2章 生殖補助医療とその手技
胚移植と子宮内環境―良好な子宮内環境に受精卵を確実に移植する
免疫操作法(2)―アスピリン・ヘパリン・免疫グロブリン・脂肪乳剤・プレドニゾロン・ヒドロキシクロロキン
福井 淳史
1
,
山谷 文乃
1
,
柴原 浩章
1
1兵庫医科大学産科婦人科
pp.111-116
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210650
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▶着床期の子宮内膜にはT細胞,NK細胞などの免疫担当細胞が存在し,妊娠の成立・維持に重要な役割を果たしている.
▶T細胞,NK細胞などの免疫担当細胞の異常を有する反復着床不全症例に対して免疫調整療法が有効である可能性がある.
▶反復着床不全症例に対する免疫調整薬として,アスピリン,ヘパリン,免疫グロブリン,脂肪乳剤,プレドニゾロン,ヒドロキシクロロキンなどが試みられている.
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