増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第2章 生殖補助医療とその手技
採卵と麻酔―低侵襲な採卵手術
採卵困難症例と対応―採卵針の工夫など
瀬川 智也
1
1新橋夢クリニック
pp.24-28
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210633
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▶当院で使用している22G採卵針はより細く先端が鋭利な特殊加工をされているので,組織への刺入が容易となり患者の痛みや出血が少ない.
▶採卵時に内膜症性囊胞を穿刺した場合は術後の骨盤内感染に注意が必要であり,稀ではあるが内膜症性囊胞悪性化の可能性にも留意する.
▶骨盤内には大小多くの血管が存在し,穿刺後の出血量によっては急性腹症で開腹手術などを要することがあるので注意する.
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