今月の臨床 妊娠初期の経過異常とその対処―流産・異所性妊娠・絨毛性疾患の診断と治療
絨毛性疾患
絨毛性疾患の臨床的分類
新美 薫
1
,
山本 英子
2
1名古屋大学医学部産婦人科
2名古屋大学医学部医療行政学
pp.272-278
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210601
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●絨毛性疾患の分類には臨床的分類と病理学的分類がある.腫瘍マーカーとしてhCGが診断や治療経過観察に有用である.
●全胞状奇胎は雄核発生であり,部分胞状奇胎は多くの場合2精子受精による3倍体である.
●絨毛性腫瘍が疑われるが,病理組織検索ができない場合には絨毛癌診断スコアを用いて,臨床的侵入奇胎または臨床的絨毛癌を診断する.
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