今月の臨床 月経異常に対するホルモン療法を極める!―最新エビデンスと処方の実際
月経困難症・過多月経
LEP製剤
OC・LEP製剤の黄体ホルモンによる違い
山口 明子
1
,
髙橋 俊文
2
,
小宮 ひろみ
3
1福島県立医科大学産科婦人科学講座
2福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
3福島県立医科大学附属病院性差医療センター
pp.1038-1043
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210518
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●OC・LEPに含まれる黄体ホルモンの効果としては,排卵や頸管粘液分泌の抑制,子宮内膜や子宮内膜症病巣の萎縮,子宮筋収縮抑制などが挙げられる.
●黄体ホルモン製剤には,プロゲステロンレセプターだけではなく,アンドロゲンレセプターやグルココルチコイドレセプターにも作用するものがあり,製剤によりさまざまな副効用や副作用を示す.
●OC・LEPに含まれる黄体ホルモン製剤は薬剤により異なり,その特徴を把握して使用する必要がある.
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