今月の臨床 産科手術を極める(Ⅰ)―妊娠中の処置・手術
骨盤位に対する外回転術
小川 浩平
1
,
東 裕福
1
,
左合 治彦
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター産科
pp.896-901
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210488
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●骨盤位外回転術を行う場合には,成功確率や合併症について,事前に詳細な情報提供を行い,インフォームド・コンセントを取得する必要がある.
●骨盤位外回転術を行う際の工夫として,塩酸リトドリンの投与,硬膜外脊椎麻酔の併用,頻回のノンストレステスト,超音波の併用などを検討する.
●起こりうる合併症については十分に注意を払い,必要があれば緊急帝王切開を行う.
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