今月の臨床 頸管熟化と子宮収縮の徹底理解!―安全な分娩誘発・計画分娩のために
分娩誘発の合併症
誘発分娩時の産後出血とその予防
成瀬 智
1
1浜松医科大学医学部附属病院麻酔科蘇生科
pp.460-468
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210412
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●陣痛誘発・促進中のオキシトシン持続静注はできる限り短時間にし,帝王切開が決定したら,速やかに持続静注を停止する.
●児娩出後はオキシトシン静脈投与を第一選択とし,オキシトシン投与後も子宮収縮不良の場合は,合併症に応じて第二選択薬を投与する.
●重度のPPHでは,機を逸せず高次施設や手術室・ICUへ搬送し,集学的治療を行う.
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