増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
周産期
妊娠中の産科処置
切迫早産に対する薬物治療を行うにあたっての患者説明
塩﨑 有宏
1
1富山大学附属病院周産母子センター
pp.63-67
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210296
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必ず説明しておくべきこと
◆子宮口開大を伴わない早期陣痛は本来の「切迫早産」ではないので,子宮収縮抑制薬を安易に投与しない.
◆子宮収縮抑制薬の投与量は副作用に注意しつつ必要最低限とし,症状が軽快すれば常に減量を試みる.
◆1週間以内に妊娠34週未満の早産が予想される場合,児の合併症予防として,母体へ出生前ステロイド投与を行う.
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