今月の臨床 着床環境の改善はどこまで可能か?―エキスパートに聞く最新研究と具体的対処法
子宮内免疫
ビタミンDは着床に影響するか?
太田 邦明
1,2
,
福田 雄介
1
,
片桐 由起子
1
,
高橋 俊文
2
,
森田 峰人
1
1東邦大学医学部産科婦人科講座
2福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
pp.1259-1266
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210205
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●ビタミンDの免疫制御作用が着床・妊娠維持機構に寄与している可能性がある.
●子宮内膜にはビタミンD受容体が存在し,ビタミンDによる直接的作用が存在する.
●ビタミンDが着床を促進するというエビデンスは乏しい.
●ビタミンDが充足しているほうが妊孕性が高いことが,コホート研究で明らかとなっている.
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