今月の臨床 着床環境の改善はどこまで可能か?―エキスパートに聞く最新研究と具体的対処法
婦人科疾患による着床不全の機序とその対処法
子宮筋腫と不妊症
吉野 修
1
,
平岡 毅大
1
,
大須賀 穣
2
1北里大学医学部産科婦人科学教室
2東京大学医学部産婦人科学教室
pp.1267-1271
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210206
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●筋層内子宮筋腫合併の不妊症において,約2割の症例では子宮筋腫が原因で不妊症になっている可能性がメタアナリスから示唆される.
●しかし,どのような筋層内子宮筋腫が不妊症となるのかはいまだ明らかでない.
●治療方針を検討するにあたり,子宮筋腫に対して手術をしない場合および手術を行った場合の妊娠中のリスクについても,患者に情報提供する必要がある.
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