今月の臨床 外来でみる子宮内膜症診療―患者特性に応じた管理・投薬のコツ
内膜症病変の新しい臨床的評価法―従来の子宮内膜症評価法の特徴と課題,そして最新の評価法NMS-Eの解説
市川 雅男
1
,
渡辺 建一郎
1
,
可世木 華子
1
,
小野 修一
1
,
明樂 重夫
1
1日本医科大学産婦人科
pp.526-537
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210073
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●現時点において,子宮内膜症の全体像を非侵襲的に診断できる確立した方法はない.
●Numerical Multi-scoring System of Endometriosis(NMS-E)法は,内診と経腟超音波検査のみで,子宮内膜症の全体像を非侵襲的に診断できる簡便な方法である.
●NMS-E法の一要素である癒着スコアは,子宮内膜症性癒着の術前と術後の変化をとらえ,術後の不妊治療の指標にもなりうる.
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