増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編
Ⅴ.産褥期の異常
子宮復古不全
香川 秀之
1
1関東労災病院産婦人科
pp.331-332
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210045
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処方のポイント
◆子宮内感染の徴候がある子宮復古不全症例に対しては,抗菌薬を投与する.
◆胎盤や卵膜の遺残(RPOC)が疑われる場合は,原則的に子宮内容除去を優先し,抗菌薬および子宮収縮薬を併用する.
◆子宮内感染徴候や胎盤・卵膜遺残のない子宮復古不全症例に対しては,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩錠を第一選択薬とする子宮収縮薬を,禁忌症例の存在に十分留意して投与する.
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