増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編
Ⅳ.腫瘍
卵巣がん―術後アジュバント : 漿液性癌・類内膜癌
中井 英勝
1
1近畿大学医学部産婦人科学教室
pp.194-198
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210004
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処方のポイント
◆術後アジュバントではTC療法もしくはdose dense TC療法が第一選択となる.
◆PARP阻害薬は,高異型度漿液性癌と高異型度類内膜癌でBRCA変異を有する症例には,化学療法が奏効した症例の維持療法に用いることでPFSを延長する.
◆ベバシズマブはTC療法と併用し,その後の維持療法として用いることで,PFSを延長する.
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