今月の臨床 産婦人科で漢方を使いこなす!―漢方診療の新しい潮流をふまえて
それぞれの場面での使い方
更年期と漢方薬
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学学院医歯学総合研究科女性健康医学講座
pp.763-771
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209788
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●産婦人科医の日常診療において,「更年期障害」は漢方薬の使用率が最も高い病名の1つである.
●更年期障害に対する漢方治療の中心となるのは,「婦人科三大処方」と呼ばれる当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸である.
●当帰芍薬散は頭痛に,加味逍遥散は不眠に,桂枝茯苓丸は高血圧に,それぞれ有効であると考えらえる.
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