みえる! わかる! 婦人科・産科・女性医療のくすり 第2部 婦人科疾患・女性医療と薬物療法
08 月経および更年期の不調に関する漢方薬
梶本 めぐみ
1
1関西医科大学総合医療センター産婦人科
pp.658-666
発行日 2025年3月31日
Published Date 2025/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025040014
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漢方薬が西洋薬と大きく違う点に,1種類の漢方薬が複数の違う病気を治療できること(異病同治)と,異なる漢方薬が同じ病気を治療できること(同病異治)があります.例えば「葛根湯」という感冒によく使われる漢方薬がありますが,その添付文書の効能・効果には「感冒」の他に「結膜炎,角膜炎,中耳炎,扁桃腺炎,乳腺炎,リンパ腺炎,肩こり,上半身の神経痛,蕁麻疹」との記載があります.また同じ更年期障害と診断されているのにもかかわらず,AさんとBさんでは効能・効果が全く違う漢方薬が効くことがあります.そのため初めて漢方薬を勉強するときには戸惑う人が多いでしょう.そこでまずは産婦人科の臨床現場でたくさん使われている代表的な漢方薬「婦人科3大処方」を解説しながら,漢方薬の使い方を説明していこうと思います.

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