今月の臨床 卵巣刺激・排卵誘発のすべて―どんな症例に,どのように行うのか
体外受精における卵巣刺激
ART卵巣刺激における日程調整法
浮田 祐司
1
,
浮田 美里
1
,
柴原 浩章
1
1兵庫医科大学産科婦人科
pp.687-692
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209771
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●月経周期のうち卵胞期後期や黄体期から卵巣刺激を開始しても成熟卵や胚盤胞が得られ,従来法と比較しても同等数を得ることができる.
●ランダムスタート法は,がん治療を早急に開始しなければならない若年がん女性に対する妊孕性温存のための卵巣刺激に有用である.
●従来法である卵胞期初期からの刺激による採卵だけでなく,黄体期からの採卵も行う2回採卵(Duo stim)法は卵巣予備能力が低下している女性への卵巣刺激法として考慮してよいかもしれない.
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