今月の臨床 卵巣刺激・排卵誘発のすべて―どんな症例に,どのように行うのか
新規排卵誘発薬とモニタリング法
自己注射が可能なrec hCGで何が変わるか?
塩谷 雅英
1
,
岸 加奈子
1
,
松本 由紀子
1
,
苔口 昭次
1
1英ウィメンズクリニック
pp.618-623
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209759
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●原材料を尿に依存しないrec hCGは,投与局所への侵襲が少なく,プレフィルドシリンジ製剤のため自己投与は安全で容易である.
●オビドレル®250μg注は,maturation triggerとしてhCG 5,000注およびGnRH-a 600μg点鼻投与とほぼ同様の薬効を期待できる.
●未熟卵率が高い,あるいは予想よりも採卵個数が少ない,などの治療歴があり,かつOHSSのリスクが小さい症例には,オビドレル®500μg皮下投与を選択する.
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