合併増大号 今月の臨床 エキスパートに学ぶ 女性骨盤底疾患のすべて
疾患各論:骨盤臓器脱
骨盤臓器脱に対する外科的治療:native tissue repair
岡垣 竜吾
1
1埼玉医科大学病院産婦人科
pp.61-66
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209573
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●骨盤臓器脱(pelvic organ prolapse:POP)に対するnative tissue repair(NTR)は19世紀後半からの歴史をもち,有効性と安全性のエビデンスを有する.
●NTRは骨盤支持組織のレベルⅠ〜Ⅲの損傷それぞれに対して対抗策をもっており,症例に合わせて最適の術式を選択することや,術式を組み合わせて用いることが可能である.
●メッシュ手術が普及した現在においても,NTRは有用な治療選択肢として位置づけられており,産婦人科医師はNTRを習得すべきである.
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