合併増大号 今月の臨床 産婦人科感染症の診断・管理─その秘訣とピットフォール
性感染症
淋菌感染症の基礎と臨床
濵砂 良一
1,2
1産業医科大学泌尿器科
2国家公務員共済組合連合会新小倉病院泌尿器科
pp.25-34
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209226
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●淋菌の検出には分泌物のグラム染色が安価で簡便な方法だが,子宮頸管,直腸や咽頭スワブでは,他の細菌の混在により淋菌の観察は困難であり熟練を要する.
●近年の淋菌の薬剤耐性は著しく,多剤耐性化しているため,淋菌の培養,薬剤感受性試験の重要性が増している.
●淋菌感染症治療はセフトリアキソンを用いた治療法が原則であり,耐性菌の出現に常に注意しておく必要がある.
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