合併増大号 今月の臨床 性ステロイドホルモン研究の最前線と臨床応用
選択的性ステロイドホルモン受容体修飾薬
選択的エストロゲン受容体修飾薬(SERM)
竹内 靖博
1
1虎の門病院内分泌センター
pp.115-120
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208942
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●SERMは非ホルモン構造のエストロゲン受容体修飾薬である.
●ラロキシフェンとバゼドキシフェンは骨組織ではエストロゲン・アゴニストとして,乳腺や子宮ではアンタゴニストとして作用する.
●閉経後骨粗鬆症治療薬としてSERMであるラロキシフェンとバゼドキシフェンは,長期にわたる骨密度の上昇と椎体骨折の抑制効果を示す.
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