特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報
骨粗鬆症の薬物治療
選択的エストロジェン受容体修飾薬(SERM)
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科女性健康医学講座
pp.504-508
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224003
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ポイント
●SERMには椎体骨折抑制,ハイリスク群における非椎体骨折抑制などの効能がある.
●SERMにはさらに,心血管疾患や乳癌の発症をも抑制する効果がある.
●骨密度増加や骨代謝マーカーの変化は相対的に小さい.
●骨代謝回転を過度に抑制しないために,長期にわたる服薬が可能である.
●閉経後,比較的早期の投与に適する薬剤と考えられる.
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