今月の臨床 骨粗鬆症の最新トピックス─ガイドラインの大幅改訂を迎えて
治療
抗RANKL抗体(デノスマブ)
安井 敏之
1
,
松井 寿美佳
2
1徳島大学大学院生殖・更年期医療学分野
2徳島大学大学院産科婦人科学分野
pp.1058-1066
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208898
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●抗RANKL抗体(デノスマブ)はRANKLが受容体に結合するのを競合的にブロックすることにより破骨細胞の分化・活性化を抑制し,骨吸収抑制効果がみられる.
●腰椎,大腿骨近位部,大腿骨頸部,橈骨遠位端1/3など,すべての部位で骨密度の増加が認められる.
●椎体,非椎体,大腿骨近位部,いずれの骨折に対しても有効性が認められている.
●有害事象として,低カルシウム血症,顎骨壊死,非定型大腿骨骨折に注意する.
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