今月の臨床 骨粗鬆症の最新トピックス─ガイドラインの大幅改訂を迎えて
治療
副甲状腺ホルモン薬
倉林 工
1
1新潟市民病院産婦人科
pp.1050-1056
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208897
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●副甲状腺ホルモン薬のテリパラチドは現在使用可能な唯一の骨形成促進薬である.
●テリパラチドには,連日製剤と週1回投与で骨代謝作用が若干異なること,投与期間に縛りがあること,薬価が高いことなどの特徴がある.
●著しい骨密度低下例,重度あるいは複数の椎体骨折を有する例,大腿骨近位部骨折の既往例など骨折リスクの高い重症骨粗鬆症患者が良い適応となる.
●今後は投与中止後の骨吸収抑制薬との逐次療法など,効果的な投与方法が期待される.
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