今月の臨床 婦人科疾患の妊娠・産褥期マネジメント
妊婦の良性卵巣腫瘍の取り扱い
小谷 友美
1
,
岩瀬 明
2
1名古屋大学医学部附属病院産婦人科
2名古屋大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター
pp.950-955
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208531
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●妊娠中に発見される付属器腫瘤において,悪性腫瘍の頻度は少なく,自然消失例も多いことを認識する.
●妊娠中に腹腔鏡手術を施行する場合には,CO2モニタリングを行う.
●6 cm以上の良性卵巣腫瘍で待機的療法とする場合には,茎捻転・破裂・分娩障害による帝王切開術への移行のリスクを念頭に置く.
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