今月の臨床 体外受精治療の行方─問題点と将来展望
体外受精治療の将来展望
3.精子幹細胞研究の展望
佐藤 卓也
1
,
小川 毅彦
1,2
1横浜市立大学医学群分子生命医科学系列プロテオーム科学(生命医科学)
2横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学
pp.786-790
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208497
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●精子幹細胞は精細管内基底膜上に存在するごく少数の細胞で,生涯にわたる精子産生を維持している.
●マウス精子幹細胞は培養下での増殖が可能で,精細管への移植により精子に分化する.
●マウス培養精子幹細胞株は遺伝子改変が非常に難しい細胞であるが,近年開発されたゲノム編集技術により高効率な遺伝子改変が可能となった.
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