今月の臨床 専攻医必読─基礎から学ぶ周産期超音波診断のポイント
妊娠中後期
4.胎盤異常診断の基本─前置胎盤,常位胎盤早期剝離など
小松 篤史
1
1東京大学産婦人科
pp.658-661
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208474
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●胎盤異常は胎児異常に比べ軽視されがちであるが,母体・胎児とも生命に直接かかわる危険を孕んでいることもあるため,慎重な観察が必要とされる.
●前置胎盤は産科危機的出血につながる異常であり,特に妊娠中期以降には見落としがないようにしなければならない.
●常位胎盤早期剝離は母児の生命の危機に直結する病態であり,症状などから疑われる場合には迅速な診断が必要とされる.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.