今月の臨床 ゲノム時代の婦人科がん診療を展望する─がんの個性に応じたpersonalizationへの道
【各論1】子宮頸がん
2.若年子宮頸がんに対する妊孕能温存手術の個別化
西尾 浩
1
,
田中 京子
1
,
岩田 卓
1
,
青木 大輔
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.53-58
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208182
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●広汎性子宮頸部摘出術は妊孕能温存を希望する患者に対して行う非標準術式であり,症例ごとに適応を検討し,順守する必要がある.
●標準治療にはない合併症の可能性,妊娠するために生殖補助医療が必要になる可能性や早産のリスクを説明する必要がある.
●摘出標本の病理結果に基づき,症例ごとに追加治療の要否を検討する必要がある.
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