特集 婦人科癌治療の新しい試み
Overview
集学的治療の新しいあり方
竹内 正七
1
Shoshichi Takeuchi
1
1新潟大学医学部産科婦人科学教室
pp.321-323
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207975
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癌の治療成績を向上させることは決して容易ではない。卵巣癌はもちろん,子宮頸癌の治療成績も,ここ数十年の間,各進行期ごとに見る限り治療成績としてはそれほど向上していない。最近の治療技術の進歩にも拘らず,治療成績の向上がそれほど目ざましいものでないのはなぜであろうか?
それは今迄の治療のあり方が限界にきているということに他ならない。そこで,治療成績を向上させるためには,何らかのbreak-throughが必要だということである。
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