座談会 第1回国家試験をかえりみて
新しいPT・OTのあり方をさぐる
石田 肇
1
,
上田 敏
2
,
佐久間 穣爾
3
,
佐々木 智也
3
,
砂原 茂一
4
,
村上 恵一
5
1日本医科大学整形外科
2東京大学内科
3東京大学物療内科
4国立療養所東京病院
5慶応大学内科
pp.46-54
発行日 1967年1月9日
Published Date 1967/1/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100008
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
国家試験はむずかしかったか
A ことしの2月20日に第1回の理学療法士と作業療法士の試験がありました。受験者の方にとっても,もちろん日本で初めてのことですが試験をする側にとってもこれは初めてのことで,受験者も,試験をする方も,たいへんご苦心なさったことだと思います。今年も2月に第2回の試験があることになっていますので,第1回の国家試験の試験委員だった先生たちにお集まり願って,第1回の試験をかえりみて,どういうご感想をお持ちになったか,第2回を受けられる方に,どういうことを望むか。また,それを通じて現在日本の病院や,いろいろな施設で働いている理学療法の従事者・作業療法の従事者にどの程度実力があるとお考えになったか,あるいはどういう欠陥があるかを話し合っていただきたいと思います。
日本の医学的リハビリテーションを軌道にのせていくためには,試験ということに限定しないで,理学療法・作業療法をやっておられる方に,どういう点を努力していただかなければならないか,大きくは日本のリハビリテーションの今後のプログラムに即してお話を願いたいと思います。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.