グラフ 不妊症
Ⅵ.腹腔鏡検査法—不妊症に関連した8症例の供覧
岩田 嘉行
1
,
鄭 琤琤
1
,
栗林 靖
1
,
斉藤 寿一郎
1
,
友松 守彦
1
,
林 保良
1
,
坂倉 啓一
1
,
関 賢一
1
Yoshiyuki Iwata
1
1川崎市立川崎病院産婦人科
pp.1056-1059
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207900
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腹腔鏡検査の意義を端的に表現すれば,腹腔内の状態を視覚情報として伝達してくれるところにある。不妊症に関していえば子宮,卵管,卵巣など内性器の形態とその周囲の状態,腹膜病変の検索などがその中心をなす。
診断への過程からみると,特異な形態から一見して診断が可能なものと,色素注入,剥離,生検,穿刺など操作を付加して後に診断が可能となるものとに大別できる。後者は更に内視鏡下治療へと発展する性格をもつダイナミックな診断法といえる。
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