生涯研修セミナー 子宮内膜症
分類・診断
川島 吉良
1
Yoshiro Kawashima
1
1浜松医科大学産科婦人科学教室
pp.63-71
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207720
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子宮内膜症は子宮内膜組織が本来の正所から離れた異所に増生するために発症する病態を言う。
子宮内膜症は子宮体部筋層内に発生する内性子宮内膜症と,それ以外に発生する外性子宮内膜症に大別される。また組織学的には腺性子宮内膜症と間質性子宮内膜症がある。子宮内膜症の診断に際しては病歴を重視し,双合診所見を的確に把握し,各種検査法を駆使して総合的に診断しなければならない。併せて,進行期診断を行うことが望ましい。
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