先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
婦人科癌の化学療法
疾患別プログラミングとプラクティス
絨毛性疾患—各抗癌剤の有効率と副作用
川島 吉良
1
,
前田 真
1
,
朝比奈 俊彦
1
,
平嶋 泰之
1
Yoshiro Kawashima
1
1浜松医科大学産婦人科学教室
pp.811-817
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207480
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絨毛性疾患,就中,侵入奇胎と絨毛癌の治療成績は近年著しく向上し,最近の治癒率は日本産科婦人科学会絨毛性疾患登録委員会によれば侵入奇胎が98%,絨毛癌が75%,また絨毛癌のうち転移を有しないものは97%,転移を有するものは60%と報ぜられている(図1,2)。
これらは優れた化学療法剤の開発と胞状奇胎後管理体制の確立によるところが大きい。
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