グラフ 産婦人科とCT・4
悪性卵巣腫瘍
長谷川 清志
1
,
矢島 正純
1
,
飯野 孝一
1
,
飯塚 理八
1
,
中塚 誠之
2
,
折井 正博
3
Kiyoshi Hasegawa
1
,
Masayuki Nakatsuka
2
,
Masahiro Orii
3
1慶応義塾大学医学部産科婦人科学教室
2慶応義塾大学医学部放射線診断部
3慶応義塾大学医学部血管外科
pp.212-214
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207563
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CTによる卵巣腫瘍の診断の要点は,1)発生臓器の鑑別,2)腫瘍の壁構造および内部構造の解析による良性か悪性かの質的診断,3)周囲組織への浸潤,転移の判読による病巣の広がりの把握であるが,今回はさらに4)周辺臓器への影響も判読できることを強調したい。供覧するX線CT像は,成人頭大の卵巣癌(類内膜癌)で子宮に浸潤し,また骨盤静脈血栓を合併した症例である。
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