今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応
腫瘍
21.境界悪性卵巣腫瘍
西村 治夫
1
Haruo Nishimura
1
1久留米大学医学部産科婦人科学教室
pp.1294-1296
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900619
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卵巣には多種多様の腫瘍が発生するため卵巣腫瘍の年齢分布もさまざまで,妊孕性の温存を考慮すべき年代の発生も多く経験する。特に,予後の比較的良好な境界悪性腫瘍では,悪性腫瘍に比して性成熟年齢や若年者の頻度が高く,その治療にあたっては以後の妊娠,分娩を常に念頭に入れておかねばならない。
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