先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
不妊と不育への対応
私の不妊クリニック
現代型不妊への対応について
沢田 喜彰
1
Yoshiaki Sawada
1
1沢田クリニック
pp.909-911
発行日 1986年12月10日
Published Date 1986/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207503
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約15年前に,母性の管理を診療テーマにしようと開設した当クリニックでは,最近10年間に,毎年約1,000名の患者を迎えているが,そのうち不妊を主訴とする受診者は,当初の約6割から増加を続けて1,2),昨年度はほぼ9割を占めるに至っている。昭和60年度の不妊患者の背景は図1のようで,長期の不妊が多いうえに,初診年齢も高い傾向があり,既に幾つかの診療機関を歴訪しているものも少なくない。
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